僕はインドへ帰ってきた

元バックパッカーのインド・ムンバイ&チェンナイ駐在ブログ

インドで最も交通事故死亡率が高い街から煽り運転について考えてみる

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昨年末、東名の痛ましい煽り事故の判決が日本で話題となった
 
世論としても、道路交通における秩序の安定性としても何が望まれているのかは明確ですが
意図的に車を止めた容疑者の殺意の立証を明確にするのが難しそうで
検察がどのように法的に罪状を組み立てていき
出来る限り重めの判決に着地させるのか非常に気になっていたけれど
危険運転致死傷罪を広範に捉えることが出来そうですね、最終判決までどうなるか分かりませんが
 
煽り運転のメッカ・インドだとどんな量刑になりそう?とドライバーに聞いてみた。彼いわく
実際に轢いちゃった人が罪重くって(理由:キチンと前を確認して走らないのが悪い)
路上に車止めて事故を誘発した人の量刑はネゴ次第じゃない?
 
とのこと。おいおい、ヤフコメにそのまま書いたら大炎上しそうだが
「車間距離とは車や人に接触しないこと」を定義とするインド人的にはそのような考えなのだろう
未必の故意って概念がインドだと無さそう
(ただ、法的技術の面から言えば、インド人的な解釈も間違いではない気がしてきてしまう)
 
前の車が急停止して、ドライバーが怒り狂って議論しているうちに後ろから他の車が突っ込んでくるという状況は
3年間駐在するとして5回くらいヒヤリハットしそうな気がするよ
サー、うちの銀行はいい弁護士事務所使えると思うから安心して下さい!
という身も蓋もない答えが最後に返ってきたことは無視しよう
裁判の想定はしなくてもいいから安全運転でよろしく